【広島・山口・島根】中国地方を弾丸周遊!観光名所×地元グルメで後悔ゼロ!広島焼きも食べくらべ

中国地方旅行(2025-09-14)

はじめての中国地方への旅行。2泊3日で岩国(錦帯橋)→宮島(厳島神社)→島根(出雲大社)→広島市内と一気に周遊。広島焼きに汁なし担々麺、あなごめし等のグルメも超満喫。

漢2人、ユーモラスな弾丸旅行をシェアします。”映え”てるかって?
細かいことは置いておいて、ぜひ楽しんでみてください。

目次

【旅の基本情報】

項目内容
エリア
岩国(山口)/宮島・広島市内(広島)/出雲・松江(島根)
旅の日数2泊3日
旅のメンバー友人と2人
予算1人あたり50,000〜60,000円ほど(羽田空港からの交通費・宿泊費・お土産代など込み)
交通手段飛行機(ANA)/レンタカー/在来線

【旅に出た理由】

小・中時代の友人と、まだ白地のままだった山陰・山陽へ。世界制覇!——とその前に、まずは47都道府県制覇だ。各県は「観光1+グルメ1でクリア」という自作ルールを採用している。

今回は広島・山口・島根の三県を同時に狙える好機でもあった。広島在住の旧友に会う約束も取り付けた。この小さな同窓会が背中を押したのも事実だ(あまりに私的なので本文では割愛する)。要するに、地図の空白を、食欲と笑いで塗りつぶしに出かけただけである。


【旅の流れ】

1日目

STEP
羽田→岩国。錦帯橋は渡る所というよりむしろ作品
中国地方旅行 岩国 錦帯橋(2025-09-14)

6:40に羽田空港を飛び立ち、岩国錦帯橋空港に着地。今日は宮島が本命だが、岩国も「寄ってけよ」と目配せしてきたので散策することに。

木造五連アーチを売りにしている“有名そうな橋”を見に行く。最初は「橋なんてねぇ」みたいなテンションで斜に構えて近づいたくせにアーチの曲線と石橋脚のリズムに秒で掌返し。錦帯橋あっぱれって感じ。   

建立1673年。350年以上も前? 誰がどうやって——。木組みのロジックを解析するため、文系の頭の中で会議を開くものの、最有力が“タイムリーパー説”になった時点でこれ以上は不毛だと判断して打ち切り。  

人工物に胸が動くようになったあたり、たしかに大人になった気もする。ただ理屈より川音。気づけば水辺に降り、小魚を探している自分に気づく。まだ心に少年は在籍中。

STEP
宮島観光——鹿は省エネ、私は多消費
中国地方旅行 宮島 厳島神社(2025-09-14)

山陽本線で宮島口、そこからフェリーで海をひと切れスライドして上陸。
桟橋を降りた瞬間、鹿がどっさり。猛暑ゆえ全員日陰でぐったり、省エネ運用。観光客より観光慣れしている、たぶん。

有名な厳島神社の大鳥居は、青い海と空、入道雲とのコントラストが鮮烈。“映え”という言葉がない時代から、ここはもう映えていたと思う。

中国地方旅行 宮島 あなごめし(2025-09-14)

表参道商店街では名物を順番に攻略。米がタレを抱きしめるあなごめし焼き牡蠣で瀬戸内の塩気にうなずき、仕上げに揚げもみじをサクッ。宮島はグルメにも抜かりがない。

「厳島神社の大鳥居の一枚さえ撮れればOK」みたいなカジュアルモードで挑んだのに、寺社、小径、商店街……寄り道の吸引力が強すぎて半日があっという間に溶けた。食べ歩きで摂取したカロリーを、余裕で上回る勢いで歩いた——はず。気持ちの上では。

STEP
広島焼きがビールを連れてくる
中国地方旅行 広島 がんすけ(2025-09-14)

広島市内のホテルにチェックインした後、夜は名物の広島焼き。広島在住の友人が「ここ行っとけ」と推した店「がんすけ」へ。多数というより無数にあるお好み焼き店で迷子になりかけていたので、地元民の推薦は最短ルートだと確信。

麺はカリッと香ばしく、ソースはキレのある濃いめ。トッピングのイカ天がサクじゅわの食感と香りで全体を神ブースト。なるほど、これは“酒が進むタイプ”のお好み焼きだ。たまらずビールを追加。全身に染み渡らせながら、広島の夜を満喫した。


2日目

STEP
2日目。レンタカーで島根へ北上。出雲大社へ
中国地方旅行 島根 出雲大社(2025-09-14)

広島から車でおよそ3時間弱。この日のメインは出雲大社

鳥居をくぐり、いざ参拝。ここは一般的な「二礼二拍手一礼」ではなく、正式作法は「二礼四拍手一礼」。指が一瞬迷子になるが、四拍のリズムに乗ると案外すっと腹に落ちる。 

祀られているのは、縁結びの神として名高い大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)。

境内で見上げる巨大なしめ縄の存在感は反則級で、神楽殿の大注連縄は長さ約13.6m・重さ5.2tという数字がさらに現実感を増す。 

願いごとをひとつに絞って手を合わせる。なお私の定番は「世界平和」か「身近な人の安寧」。理由は、だいたい自分ではコントロール不能だから——そしてもう一つ、他人のために祈れる人のほうが神様に“いい奴”だと思われるのでは?という、浅はかで清い打算も少々。神様はポイント制じゃないのに、つい貯めたがってしまう。


3日目

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最終日は広島市内で食い倒れ。グルメを食べ尽くす
中国地方旅行 広島 麻沙羅(2025-09-14)

まずは広島が発祥の地だと言われている汁なし担々麺を食べるため「麻沙羅」へ。カフェっぽい内装、八角ほかスパイスの香りの主張強め。麺を底から豪快に混ぜそのまますする。山椒のぴりりという痺れを伴う美味しさで舌が起床する。途中で温玉を落として丸みを足し、ラストは白ごはん投入で底ダレまできっちり回収。

中国地方旅行 広島 長田屋(2025-09-14)

勢いそのままに「長田屋」へ。この旅二度目の広島焼き。人気店で行列必至と言われるが、開店直後ゆえほぼ待たずに入店成功。活気のいい店内、鉄板前では職人が手際よく次々と焼き上げる。ライブ感MAX。店名を冠した長田屋焼きはネギたっぷりで、ソースのキレと麺のカリッが直球で刺さる。

個人的には二日前の「がんすけ」派だが、友人は断然こちら推し。食べ比べの議論はさながら鉄板上のお好み焼きの如く白熱する。

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広島に来たなら外せない場所
中国地方旅行 広島 原爆ドーム(2025-09-14)

平和記念資料館で戦争と向き合う。館内は、原爆投下の経過、被爆の実相、遺品・写真・証言で構成されている。順路に沿って読み、見て、進む。

ここで何を感じたかを長く書くつもりはない。資料館を出た後は原爆ドームを前に事実と向き合う時間を持つことにした。

STEP
お土産も忘れずに
中国地方旅行 広島 酔心・賀茂鶴(2025-09-14)

広島駅の商業施設「広島駅ekie」で土産ハント。広島みやげはだいたいここで揃う。

棚の前であれこれ悩みつつ、もみじ饅頭川通り餅をカゴへ。日本酒は酔心賀茂鶴を確保。これで東京に戻ってもしばらく舌だけ広島出張が続くという算段である。紙袋の取っ手が手に食い込む。それを幸せの重さという。

因みにこのあと電車まで時間があったので、広島乃風にてまたしてもお好み焼き&牡蠣。どんだけ食べるねん


【思い出日記】

岩国→宮島→島根→広島。2泊3日は一瞬で通過。景色はどこも初見のところばかりでちゃんとアップデートされたが、会話のクセやらノリは東京からそのまま持ち込んでいた。地図は最新、俺らは旧仕様。観光客感まる出し? まあね。でも“いつもの俺ら”を連れていくのも旅の礼儀、ってことで。そういうことにしておこう。

【旅のまとめ/行った場所一覧】

  • 錦帯橋(木造五連アーチの名橋。たぶんまっすぐであってくれた方が足は疲れない。)
  • 宮島(広島県・瀬戸内海に浮かぶ小さな島。厳島神社や牡蠣、もみじ饅頭などが有名。野生の鹿も歩いてる。)
  • 厳島神社 (大鳥居は事前に満潮・干潮の時刻チェックで写真の満足度が爆上がり。)
  • 宮島 あなごめし まめたぬき(宮島で絶品あなごめしを食べるならここ。秘伝のタレが絡んだご飯とふわふわのアナゴとの相性はバツグン。)
  • 牡蠣屋(宮島の表参道商店街ど真ん中、桟橋から徒歩7分。名前そのまま、牡蠣だけで勝負する専門店。)
  • 博多屋(揚げもみじを購入。無料のお茶も用意されている。旅の一休みに。)
  • お好み焼き・鉄板焼き がんすけ(鉄板焼きも多数。お客様と大将との距離も近くフランク。地元民もうなるおいしさ。)
  • 出雲大社(旧暦10月は全国では“神無月”と言うが、出雲では全国の神々が集まるとされるため“神在月”)
  • 牡蠣ひよっこ商店(2日目の夕食。広島名物、がんすが美味しかった。)
  • 汁なし担々麺 麻沙羅(広島名物、汁なし担々麺の名店。都内に出店していないためここでしか食べられない!)
  • 長田屋(Googleマップで星4.4、レビュー数2900を超える大人気店。)
  • 広島平和記念資料館(原爆投下の経過と被爆の実相を、写真・遺品・証言で伝える施設。)
  • 原爆ドーム(人類が生み出した破壊の象徴であると同時に、恒久平和への希望を示す記念碑として保存されている。)
  • 広島駅ekie(広島土産の欲しいものはだいたい売ってる。買い忘れはありませんか?)
  • 広島まるごと酒場広島乃風ekie店(広島駅とのアクセス良。電車までもう少し時間がある、そんな時にもうひとグルメ。)

今回泊まった宿・ホテル

ホテルリブマックス広島舟入町リバーサイド

グルメと観光に全振りする作戦だったため宿は最安狙いで Agodaで予約。広島駅や繁華街からはやや遠いが、脚力が残っていれば問題なし。アメニティとコインランドリーありで、その辺の不安はゼロ。

構成は男2人でセミダブル1台。かなり窮屈でミスったと思った。でも財布はニッコリ。2泊3日で1人3,800円という超格安。修学旅行の雑魚寝みたいで、これはこれで楽しい。

所在〒730-0841 広島県広島市中区舟入町4-13
広電本線、小網町駅から徒歩5分
専用駐車場なし
価格2泊3日で1人3,800円
Agoda利用。クーポン等利用時の金額
今回のプラン素泊まり
公式ページHP:https://www.hotel-livemax.com/hiroshima/funairimachi/

この記事を書いた人

しおもー。

しおもー。

「たびごと。」ライター。20代男性。
サウナとウイスキーを愛しています。家ではスネークヘッド(熱帯魚)を飼いつつ、最近ではパキポディウムを育てる園芸ライフにハマり中。
魚と植物と蒸気に囲まれながら、気ままにゆっくり過ごしてます。

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