【宮古島】1泊2日で行く弾丸週末トリップ。都会の喧騒を離れて

宮古島 海の風景

夏の暑さも落ち着いてきた2023年の10月の週末に、宮古島へ1泊2日の弾丸旅へ行くことにしました。何度も足を運んでいるのですが、夏はもちろん、青い空と海が恋しくなる初秋にもぜひ足を運んでもらいたい宮古島。

実は、島自体は大き過ぎず、魅力がぎゅっと詰まっているので、1泊2日でも十分楽しめます!週末トリップとは思えない充実度なので、モデルコースとしてもぜひ参考にしてみてください。

目次

【旅の基本情報】

項目内容
エリア宮古島(沖縄県)
旅の日数1泊2日
旅のメンバー夫とふたり旅
予算1人当たり約6〜8万円(宿・食事・移動・アクティビティ含む)
交通手段飛行機とレンタカー

【旅に出た理由】

夏があっという間に過ぎ、仕事に追われる日々の中、心は気づけば遠い海を夢見ていました。

変わらぬ日常から踏み出したくて、私は宮古島への1泊2日の弾丸旅を決行。
10月の宮古島は、観光ハイシーズンを過ぎ、台風の季節も落ち着いた最高のタイミング!空の青さも、海の透明度も、まだ夏の余韻を残しています。直行便も飛んでいて、東京からわずか数時間で辿り着ける手軽さが、まるで秘密の抜け道のように思えました。この島が与えてくれる景色と時間は、確かに特別なものになると信じて、ワクワクして羽田空港へ!


【旅の流れ】

1日目

STEP
BOTTAで焼きたてのピザを堪能
宮古島 BOTTA ピザ

朝一番のJALの便に揺られ、宮古島に到着したのはまだお昼前。空港を出ると、ほんのり湿った空気と南国らしいやわらかな風が頬を撫でていきました。

レンタカーを借りて、まず向かったのは「BOTTA」。宮古ブルーを眺めながら絶品の釜焼きピザが味わえると人気のイタリアンレストランです。

でも、外はあいにくの小雨。青空と海を期待していただけに、思わずため息…。

運ばれてきたのは「生ハムとルッコラ」。宮古島産の新鮮なルッコラに、モッツァレラのミルキーさと生ハムの塩味が重なり合う一枚。香ばしい生地を頬張った瞬間、雨空の下でも「旅が始まった」という実感が胸に広がりました。

STEP
17ENDの宮古ブルーの絶景
宮古島 17END

ランチを終えて、車で15分。下地島空港の滑走路の先に広がる「17END」へ。干潮時には真っ白な砂浜が現れ、コバルトブルーの海とのコントラストが美しい場所です。

到着したときはまだ空に雲が残っていましたが、絶景ポイントについた途端、なんと雲間から陽が差し込み、海は一気に輝きを増しました。水色から群青へと溶け合うグラデーション。

雨上がりの空と宮古ブルー。あぁ、やっぱり来てよかった!

STEP
下地島の通り池から牧山展望台へ
宮古島 通り池

17ENDから車で数分。国の天然記念物にも指定されている宮古島の定番スポット「通り池」に到着します。
2つの池が地下でつながり、さらに海とも通じているといわれています。遊歩道を抜けると、目の前に広がるのは深い青をたたえた2つの池。その水面は、陽の光を受けて、吸い込まれるような神秘の輝きを放っていました。

宮古島 牧山展望台

神秘の青さの余韻を抱えて訪れた「牧山展望台」では、強い風が全身を包み込み、日々の疲れを吹き飛ばしてくれるよう。
眼下にはどこまでも続く海と伊良部大橋が広がっています。空と海の境界は溶け合い、世界がひとつになったような感覚に心を奪われました。

STEP
ムスヌン浜で黄金色に染まる空を眺めて
宮古島 ムスヌン浜

初日の終わりに選んだのは宮古島本島の西に位置する来間島の「ムスヌン浜」。
観光地として大きく知られている場所ではないけれど、その静けさに惹かれて足を運びました。

先ほどまでいた下地島や伊良部島とは異なる来間島という場所ですが、牧山展望台から車で30分ほどでした。

静かな浜辺に立つと、ちょうど太陽が傾きはじめ、空も海もゆっくりと暖色へと染まっていきます。濡れた砂浜が光を映し、足元に無数の粒が散りばめられたよう。耳に届くのは波の音だけ。黄金色の世界が広がる中、太陽が海に沈む瞬間まで見届けたとき、胸の奥に小さな灯がともるような温かさを感じました。

STEP
喜八で宮古牛を頬張ってHotel Torifito Miyakojima Resortでゆっくり
宮古島 Hotel Torifito Miyakojima Resort

日が暮れたあとはホテル「Hotel Torifito Miyakojima Resort」へ。落ち着いたロビーと洗練された客室は、体を休めるのにぴったり。さらに隣がレンタカーショップという便利さも魅力です。

ひと息ついたら、やっぱりお腹がぐぅ。今夜は宮古牛を食べに焼肉「喜八」へ!

宮古島 喜八

ジュッと音を立てる宮古牛は香ばしい匂いで食欲を刺激します。口に入れると驚くほど柔らかく、噛むほどに甘みが広がりました。脂は軽やかで赤身の旨みと絶妙のバランス。まさに島のご馳走!

満たされた心と体でホテルに戻ると、遠くから波音がかすかに響きました。
ベッドに身を沈めながら、「明日はどんな景色に出会えるだろう」と胸をふくらませ、静かに瞼を閉じました。


2日目

STEP
八重干瀬でシュノーケル体験…のはずが⁉
宮古島 aqua base

2日目の朝は、宮古島本島の北に位置する池間島の「AQUA BASE」のシュノーケルツアーから始まりました。目指すのは“東洋一の珊瑚礁”と呼ばれる八重干瀬。船が港を離れると、海の色がどんどん濃くなり、胸が高鳴りました。

ところがこの日は波が強く、ポイントに着く前にまさかの引き返し…。

残念ではあったけど、船の揺れがジェットコースターのようで、大笑いしながらのスリル体験に!いい思い出になりました!
透き通る宮古ブルーを眺めるだけでも、この海の特別さを感じられました。

STEP
ガーリックシュリンプでエネルギーチャージ
宮古島 HARRY’S Shrimp Truck ガーリックシュリンプ

ツアーを終えて立ち寄ったのは「HARRY’S Shrimp Truck」。黄色の海外風のトラックが可愛らしいお店で、漂うにんにくの香りが食欲をそそります。テラス席に腰を下ろしました。

潮風に吹かれながら食べるご飯って、どうしてこんなに美味しいんだろう。

ぷりっとした海老にガーリックの旨みが絡み、旅の合間に最高のエネルギーをチャージできました。

STEP
島の絶景スポットを巡るドライブ
宮古島 砂山ビーチ

午後は宮古島らしい景色をめぐるドライブへ。「西平安名岬」では、ゆっくり回る風車の向こうに、どこまでも続く水平線と池間大橋。雄大な景色に思わず見入ってしまいます。

次に訪れた「砂山ビーチ」は、岩のアーチが象徴的な小さな浜。砂の小さな山を超え、草木のトンネルを抜けると、白砂と宮古ブルーが現れます!それは、まるで隠された宝石のように輝いていました。
さらに走れば、「新城海岸」など美しい海が次々と現れます。

宮古島 東平安名崎

最後に訪れた「東平安名崎」では、荒波が断崖に打ち寄せ、迫力ある景観に圧倒されました。

やわらかな砂浜もあれば、荒々しい断崖や灯台も。短時間でこれほど多彩な景色に出会えるなんて、宮古島は色んな表情を見せてくれます。

STEP
大和食堂で宮古そば
宮古島 大和食堂 宮古そば

ちょっと早めの夜ご飯を「大和食堂」でいただきました。
やっぱり宮古島に来たからには宮古そばは必食!宮古そばは、あっさりとしたスープと、具が麺の下に隠れている盛り付けが特徴です。地元の人々に愛されるどこか懐かしい味わいのスープはやさしく体に沁みわたり、旅の疲れを癒してくれるようでした。

麺をすすりながら、2日間の景色や出会いが一気によみがえってくる……。

空の色、海の輝き、そして心に残った数々の瞬間。もうすでに「また必ず戻ってきたい」と思っている自分がいました。

STEP
旅の締めくくりは東洋一の与那覇前浜
宮古島 与那覇前浜

日の入りの時刻が迫ってきたタイミングで訪れた「与那覇前浜」。世界でも有数と名高いビーチは、夕暮れ時にさらに美しさを増していました。
白い砂浜の先で、ゆっくりと太陽が沈んでいく……。光が海に反射し、黄金色の道をつくり出すその光景に、ただ立ち尽くすしかありませんでした。刻一刻と変わる空の色を見送ると、なぜだかその儚い美しさに目頭が熱くなる。宮古島がくれた最後の贈り物でした。


【思い出日記】

わずか1泊2日の旅だったのに、心に刻まれた風景は数えきれないほど。雨上がりの空に輝いた宮古ブルー、黄金色に染まる静かな浜辺、そして地元で愛される食の数々──そのひとつひとつが、幸福感と充実感を与えてくれました。

シュノーケルはできなかったけど、それも含めて最高の思い出!リベンジしにまた来てねと宮古島から言われているような気持ちに(笑)

南国らしい風や、やわらかな陽射しに包まれていると、都会で積み重なった疲れがすっと溶けていき、心も体もすっかりリフレッシュできたのを感じました。

時間はないけれど、非日常をたっぷり味わいたい──そんな人にこそおすすめしたい宮古島。短い滞在でも、きっと忘れられないご褒美時間を与えてくれるはずです。

【旅のまとめ/行った場所一覧】

  • BOTTA(宮古島の海を眺めながら絶品ピザが食べられます。火曜定休日、電話で予約可。)
  • 17END(遠浅の海が広がるスポット。干潮の時間を調べてから訪れるのがおすすめ。)
  • 下地島の通り池(深い青色の二つの池が地下で繋がっている神秘的なスポット。)
  • 牧山展望台(宮古ブルーと伊良部大橋の美しい景色が眼下に広がっています。)
  • ムスヌン浜(静かにゆっくり夕陽を眺めたい人におすすめのサンセットスポット。)
  • 喜八(とろける宮古牛がいただける焼肉店!一頭飼いなので希少部位もたくさん!)
  • AQUA BASE(八重干瀬でのシュノーケルやダイビングを体験できる人気店。)
  • HARRY’S Shrimp Truck(味も外観もロケーションも抜群です!)
  • 西平安名岬(風車×池間大橋×宮古ブルーの絶景スポット)
  • 砂山ビーチ(アーチ状の岩が人気のスポットですが、現在は崩落の危険があるため、岩周辺は柵で囲まれていて立ち入りができません。)
  • 新城海岸(珊瑚礁が広がる透明度抜群のビーチで、シュノーケルが人気です。)
  • 東平安名崎(真っ白の灯台と隆起珊瑚礁の奇岩がユニークな絶景スポットです。)
  • 大和食堂(落ち着く店内で食べるのは、地元の人からも愛されている宮古そば!)
  • 与那覇前浜(宮古島一有名かつ人気のビーチ!夕陽スポットとしてもおすすめです。)

今回泊まった宿・ホテル

Hotel Torifito Miyakojima Resort

落ち着いたロビーとシンプルで洗練されているお部屋が心地よいホテルでした。窓から差し込む光や清潔感のあるインテリアが、心をゆったりと整えてくれました。

さらに、ホテルのすぐ隣にはスカイレンタカーのショップがあり、ドライブ旅予定の人には特におすすめ。宮古空港ならホテルからの送迎バスまであるので、本当に便利ですよ!観光の拠点としても、リラックスする滞在先としてもおすすめです!ここで一息つくと「また明日も思いきり楽しもう」と思えるような素敵なホテルでした!

所在沖縄県宮古島市平良下里2422-1
宮古空港からタクシーで約3分(徒歩で10分)
駐車場完備(1泊500円)、無料送迎あり
価格1泊2名 12,000円〜(季節による)
今回のプラン素泊まり
公式ページhttps://torifito.jp/miyakojima/

この記事を書いた人

sorano

sorano

「たびごと。」ライター。アメリカ在住のトラベルライター。20代女性。
絶景を求めて日本全国、世界各国あちこちへ。その旅や場所の“色”を大切にしています。

sorano

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