【善光寺】1400年以上の歴史を誇るパワースポットを観光。食も体験も充実していました。

善光寺 本堂

日帰り長野旅で訪れた善光寺。一帯が善光寺として整備されていて、お寺の観光はもちろん、食やお土産も楽しめる充実のスポットでした。

今回は、善光寺観光の実際のコースをお届けします。歴史やグルメも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

目次

【善光寺の基本情報】

項目内容
宗派無宗派
創建飛鳥時代(推定644年頃)
本尊一光三尊阿弥陀如来(絶対秘仏・日本最古級)
見どころ本堂(国宝)、山門、戒壇巡り、びんずる尊者像
所在長野県長野市元善町491
アクセス電車:JR長野駅よりバス約15分、徒歩約30分
車:上信越自動車道「長野IC」より約30分/
「須坂長野東IC」より約25分
駐車場周辺に有料駐車場多数あり(善光寺境内には駐車場なし)
参拝料【善光寺参拝セット券(本堂内陣と内陣お戒壇巡り、山門、経蔵、史料館)】
一般:1200円
高校生:400円
小中学生:100円
未就学児:無料

【本堂内陣・お戒壇巡り券】
一般:600円
高校生:200円
小中学生:50円
未就学児:無料
公式サイトhttps://www.zenkoji.jp/

【善光寺とは?】

【善光寺とは?】善光寺 本堂
画像引用元 https://www.zenkoji.jp/

善光寺は、今から約1400年前、皇極天皇三年(644)にその歴史が始まったとされます。本尊は日本最古の仏像とされる「一光三尊阿弥陀如来」。無差別平等の救済を説く寺として時の権力者から庶民まで、多くの人に信仰されてきました。

本尊の一光三尊阿弥陀如来像が日本に渡ったころは、まだ国内で仏教が確立していなかったそう。
一光三尊阿弥陀如来像は難波の堀江へと打ち捨てられてしまいましたが、本田善光という信濃国国司の従者によって信濃へ連れ帰られ、それが善光寺の始まりとなったとされています。
善光寺の名の由来は、この本田善光から来ているんですね。

度重なる火災を経験したり、時代の波に翻弄されたりしながらも今日までその歴史が続いています。
現在でも多くの参拝者が訪れており、2025年の年末年始だけでも60万人を超える人々がお参りしたそうです。


【観光の流れ】

STEP
朝イチで善光寺に到着。すでに多くの観光客で賑わっていました。
善光寺交差点

朝9時半頃に善光寺に到着。善光寺観光で使える駐車場は基本有料です。1歳の子供がいたので、より近いコインパーキングに車を停めました。すぐに表参道→善光寺へとアクセスできるので、お金払ってもいいよという方にはおすすめです。

表参道を進み、善光寺交差点より先へ行くといよいよ善光寺。石畳の道になり、脇には宿坊がずらりと並びます。善光寺の規模の大きさと歴史の深さがひしひしと伝わってくる道中でした。

善光寺の周辺マップはこちらを確認してみてください。

STEP
大迫力の仁王門がお出迎え。
善光寺仁王門

石畳を進むとまず見えるのが登録有形文化財「仁王門」。左右には阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の仁王像が鎮座しています。

門の中心部には善光寺の山号である「定額山」の額が掲げられています。寺の中に邪悪なものが入らないように守るのが仁王門の役目。私は邪悪ではないのですんなり入ることができました(?)

STEP
善光寺仲見世通りは食べ歩きが充実。
善光寺仲見世通り

仁王門を抜けると善光寺仲見世通りが続いています。長野名物のおやきやモンブラン、クレープなど、さまざまなグルメを扱うお店が並んでいます。

雰囲気のあるスタバや抹茶のカフェなど、一息つける施設も複数選択肢があるので、参拝後の休憩にも便利です。お土産を買えるお店もたくさんあり、仲見世通りで食と買い物を完結させることもできます。

今回は仲見世通りの漬物老舗髙橋で、野沢菜のお漬物を購入しました。シャキシャキの食感と出汁の効いたしっかりとした味わいでとても美味しいです。ご飯に乗せればおかずとして、お酒に合わせればおつまみとしても活躍してくれています。


STEP
仲見世通りを抜けて本堂へ。
善光寺 本堂

仲見世通りを抜け、山門をくぐると本堂が見えてきます。国宝に指定されている建造物で、厳かな印象を与えます。
煩悩の数と同じ108本の柱で造られているとされています。

本堂の内部は外陣(げじん)、内陣(ないじん)、内々陣(ないないじん)で構成されています。
内部は写真撮影NGのため画像は用意できていませんが、内陣と内々陣を隔てる欄間には金色の「来迎二十五菩薩像」や「百観音像」が配置され、神秘的な世界観が表現されています。

“来迎”とは、臨終の際に阿弥陀如来や二十五菩薩が人々を極楽浄土へ導くために迎えに来ること。当時の人々はお参りを通してこの光景に極楽往生を願っていました。

善光寺は、大衆に開かれた往生信仰の聖地として支持されてきたんですね。

内内陣には本尊「一光三尊阿弥陀如来像」が収められた瑠璃壇が位置しています。
普段この瑠璃壇には鳳凰の戸帳が架けられ、外から見ることができません。朝事などの際に一時的に戸帳が上げられ、中の様子を垣間見ることができます。
今回の訪問は朝の10時過ぎ頃でしたが、運よく朝事とタイミングが重なったことで、お参りができました!

以下、https://www.zenkoji.jp/about/より引用したイメージ画像です。

STEP
善光寺ならではの体験「戒壇巡り」
善光寺 戒壇巡り
画像引用元 https://www.zenkoji.jp/meguru/

戒壇巡りでは、本尊の真下を通る真っ暗な通路を手探りで進む体験ができます。途中、本尊と繋がっているとされる「極楽の錠前」に触れることができます。この体験を通して仏とつながり、極楽往生のご縁を結べるといいます。

実際に戒壇巡りを行いましたが、本当に真っ暗で、
壁を伝っていくことをやめてしまったらどこかに行ってしまうんじゃないか、そんなふうに思わせる体験でした。
この暗闇にいる不安の中で触れる錠前は確かに救いであり、
人生という右も左もわからない道を歩く上で、極楽往生の信仰がどれだけ人々の救いになったのか、と思いを馳せずにはいられませんでした。


【思い出日記】

長野、どころか日本を代表するパワースポットである「善光寺」。
パワースポットというとスピリチュアル的な胡散臭いイメージを持つ方もいるとは思いますが、
善光寺はその長い歴史の中で多くの人々の信仰を集めることで成り立った、”歴史的・信仰的な背景に裏打ちされた由緒あるパワースポット”であると感じました。

こうした背景をなんとなくでも知ってから訪れると、お参りがより楽しい体験になるような気がします。
そして、周辺の施設や飲食店も魅力的で、本当に広く大衆を受け入れてくれる、そんな場所でした!

当メディアが始まって間もないけど、今後多くの方の目にふれるよう、ちゃっかりしっかりお祈りしておきました。

【善光寺周辺グルメ・お土産店】

この記事を書いた人

しおもー。

もりもり

「たびごと。」編集長
妻と娘、そして旅とお酒を愛する1児の父。

執筆しながらあちこちを回ります。皆さんの「体験」が集まることを楽しみにしています。

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