埼玉屈指の観光地である川越。小江戸とも呼ばれるように、歴史を感じさせる風情ある街並みが広がっています。
今回はふらっと一人でカフェや神社を巡りました。魅力的なカフェも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
【旅の基本情報】
項目 | 内容 |
---|---|
エリア | 川越(埼玉県) |
旅の日数 | 3時間程度 |
同行者 | ひとり |
予算 | 2000円(宿・交通・食含む) |
交通手段 | 車 |
【この旅に出た理由】
川越にある妻の友人宅で行われた女子会にちらっと参加した(させられた?)6月上旬の日曜日。
せっかくなので、ついでに川越の街を歩きました。決して居た堪れなくなったわけではない。うん。笑
実は筆者が高校時代を過ごしたのも川越。ノスタルジーに浸りつつ、変わったところ変わらないところに想いを馳せるなど、精神的な営みをしながらの今回の旅です。
【旅の流れ】

昔は慣れた気がしていたけど、梅雨前なのにやっぱり川越は暑い。
ふらっと立ち寄ったのがジェラート屋さんの「リビスコ川越店」です。
後から知ったのだが、食べログ100名店にも選ばれているお店だったようで、どおりで美味しいわけです。
今回いただいたのがあずきとマンゴーのジェラート。シングルで1つずつ注文しました。
なんて上品な味。食べた瞬間の感想がまずそれです。甘さもありますが、素材本来の味がしっかり表現されており、
罪悪感を感じずにジェラートを食べられました。
ジェラートは毎朝ひとつひとつ手作りしているのだとか。
店内もおしゃれで雰囲気もよく、素敵な空間でした。
何も調べずにたまたま出会えたのが得した感ありますね。

高校時代に通った川越でたまに行っていた喫茶店「あぶり珈琲」。
時の鐘のある鐘つき通りから一本入ったところに、こじんまりと佇んでいるお店です。
レトロな外観と漂うコーヒーの香りが、街歩きの気分を高めてくれます。
コーヒーの味は、深みがあるけれど飲みやすく、街歩きのお供にぴったりです。
店内では豆を購入することもできます。落ち着ける内装のため、喫茶店利用もおすすめです。

さすがの川越、蔵造りの街並みに入ってくるとたくさんの観光客で賑わっています。
学生時代見慣れていた時の鐘も、時間をおいてから目にすると、どこかよそよそしさを感じます。
江戸時代初頭から城下の町に時を告げ続けてきた時の鐘。この日の私には時間の流れとノスタルジーを教えてくれたように感じます。
いも恋とか、でっかいおさつチップスとか、コエドビールとか、食べ歩きを楽しめるのも魅力ですね。

時の鐘を通り過ぎて蔵造りの街並みへ。そこから一本入ると有名な「菓子屋横丁」があります。
菓子屋横丁とは、昔ながらの菓子屋さんが約30軒程度並んでいる通りのこと。
時の鐘横ではスルーした「いも恋」を購入しました。決してメディア的なことを考えて買ったのではありません()
いも恋とは、さつまいもとつぶ餡をもち粉の生地で包んだ川越名物の饅頭。もちっとした食感と素材由来の優しい甘みが特徴です。
サイズも手頃で食べ歩きにぴったり。ちょっと水分持っていかれるので、飲み物あるといいですよ。

蔵造りゾーンを抜けて氷川神社へ向かいます。その道中でおしゃれなカフェ「Banon」を見つけたので入店。
カフェでありつつ雑貨屋でもあるお店で、店内ではちょっとした小物や本なども購入できます。
売られている雑貨やカフェに使用している家具たちも店主さんがセレクトしており、素敵なこだわりが詰まっています。
コーヒーとスイーツがおいしいのも大きな魅力。アイスコーヒーを頼みましたが、適度な酸味とまろやかな後味で飲みやすかったです。革のコースターもおしゃれですよね。
付け合わせにはプリンをチョイス。「昔ながらのカスタードプリン」という名の通り、どこか懐かしさを感じる上品な味わいでした。卵の優しい甘さとやや苦めのカラメルが調和した大人な一品。甘いものがあまり得意でない人にもおすすめです。
店主さんの人柄も素敵で、川越の街も昔と変わりましたね、なんて古参ぶってお話しさせていただきました。
Banonは2014年にオープンしたそうですが、当時はこんな川越の端っこでやって大丈夫なの?と言われたそうです。今では周りにお店も増え、全く端っこでもなくなってきたと、感慨深くお話しされていました。

川越屈指の人気スポット「川越氷川神社」。蔵造りの街並みから10分ちょっと歩くと、たどり着きます。
鳥居をくぐると風車がびっしりと飾られています。夏場の風鈴は有名ですが、6月は風車なんですね。
着物を着た方もいて、みなさん楽しんでいました。
川越氷川神社は「家庭円満」や「夫婦円満」「縁結び」のご利益があるとされています。私も妻と娘と末長く幸せにありたいな、なんて思ってお参りしてきました。
ここの神社はいわゆる観光スポットとしても魅力的ですが、入った途端空気が変わる感じがして私は好きです。
御神木である樹齢600年を超えるケヤキをはじめ、木々が生い茂っており、ここだけ1℃低いような涼しさを感じます。
通っていた高校にほど近かったので、まだそこまでインスタ映えとか言われる以前に、たびたびふらっと訪れたことを思い出します。
まだ何者でもなかったあの時、確かに無限に近い選択肢が広がっていて、今はその一つをまがいなりにも選んで。
当時の受験前の不安とか、くだらない友情の日々とか、色々蘇りました笑
【思い出日記】
高校時代を過ごした川越の街。通っていた学校が駅から遠くて、毎日たくさん歩いたことを覚えています。
男子校だったのですが、大変よかったですね、はい。
共学化案も出ているみたいですが、阿呆で自由で野郎の青春だった母校は、時代の流れにいい意味で取り残されて欲しいものです。
川越は私にとって「時間」というものをダイレクトに感じさせてくれます。時間は確かに状況を変えるし、立場も変化させます。ですが、そこには確かに変わらない”思い”もあるような気がします。
メディアがもし大きくなり、状況・立場が変化していっても、根底の大切にしたいものは変わらない。
そんな旅をこれからも続けていけたら、なんて幸せなんだろうと思いました。
こういう文章書いて、昔を思い出す行為を続けているとどんどん老けていきそうですわね。
とにかく川越夏場は暑いけど、いい街だから訪れてみてね。
【旅のまとめ/行った場所一覧】
- リビスコ川越店 (高品質なジェラートを楽しめます。)
- あぶり珈琲(レトロな雰囲気の喫茶店。コーヒーもとてもおいしいです。アイスコーヒーのテイクアウトは520円)
- 時の鐘 (川越のシンボル的存在。川越市指定有形文化財に指定されています。)
- 菓子屋横丁 (川越の人気観光スポットのひとつ。ちいかわの公式の店もあり、勢い感じたよね。)
- Banon(おしゃれなカフェ兼雑貨屋さん。川越観光の小休憩におすすめ。)
- 川越氷川神社 (約1500年前に創建されたと言われる歴史ある神社。縁結びの神社としても有名です。)



今回のピックアップ
菓匠右門 いも恋

山芋ともち粉で仕上げたもっちり生地に、国産のさつま芋とつぶ餡を包んだ和菓子。さつま芋は自然な甘さが活きており、粒あんとの調和が素朴ながら奥深い味わいです。冷凍での保存ができ、電子レンジで温めるとふっくらした食感が楽しめます。
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